投稿者:店主うさぎや
【今夜は日本酒で乾杯!】本日のオススメフード&ドリンク。
11月13日(土)のオススメフード&ドリンクは!!!
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日本酒 田酒 特別純米 800円
AKABU 純米 750円
天美 特別純米750円
写楽 純米 750円
乾坤一 特別純米 750円
楽器正宗 本醸造 700円
シンハービール 700円
コロナビール 700円
泡盛 いりおもて 650円
オンナロック《うさぎやの呼吸》600円
せり鍋 2人前 2380円
せりそば 950円
蔵王クリームチーズ 800円
せりキムチ 450円
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瀬戸内寂聴さんが亡くなりました。作家、僧侶として、そして社会的な発言者として、今の日本には特に大事な存在だったと思います。作家としては愛と人間の業を見詰めた小説で人気を博し、「夏と終り」で女流文学賞を受賞し文学的地位を確立しました。私の産まれるはるか昔の話ですので、私が瀬戸内さんを知った時は作家としてもですし、すでに僧侶にもなっていました。1973年に岩手県平泉町の中尊寺で得度し、寂聴を法名としました。得度いう少し聞きなれない言葉は、仏教における僧侶となるための儀式です。仏教教団の10名の先輩の構成員の承認が必要で、昔は戒律を護ることを誓えば誰にでもなれましたが、現在は違います。日本や中国では、僧侶になれば労働、納税、兵役を免除されていたため、僧侶を目指す者が続出した時代があったそうです。それにより国家財政が安定をなくしたことが、その理由のようですね。
その後は作家としても活躍を続けるなか、剃髪した風貌からも僧侶としてのイメージが強くなりました。作家となるきっかけは自身の離婚と聞きますが、その自身の人生を全てさらけ出せたからこその法話は、沢山の人々を魅了しました。私も朝のテレビでよくこの方の話を聞きましたが、何かと納得させられるお話が多かったです。この方は聴衆が多ければ多いほど、面白可笑しく感じられる気がしました。20代で夫と子供を捨てて愛に走った話は、この人の人生だからこそ聞ける話で、決して威張れる話ではありませんから、そこは勘違いしない方が良さそうです。本を通しての、書くという意味を語る時は、本当にこの人の凄みを感じさせました。生涯反省の日々でもあったでしょうし、99年という長い生涯でしたから、良いことも悪いことも全て答えにしてくれた気もします。
1987年からの18年は、岩手県二戸市の古刹天台寺の住職を務め、お隣の岩手県とは深い縁がありました。荒廃していた天台寺を復興させたと聞きます。そんな復興に苦しんでいる福島の原発地域に関しては心を痛まれ、脱原発を訴え続けました。
1998年に「源氏物語」の現代語訳全10巻を完成させ、平成の源氏ブームを牽引しました。これは瀬戸内さん独自の訳し方も多く、大変興味深いものとなりました。とにかく元気な人でしたから、100歳まではご健在だろうと思っていただけに残念です。90歳を越えてからも胆のうがんの手術を受け、その後も活躍されたのも驚きです。謹んでご冥福をお祈りします。
0222659578🐇