9月15日(水)のオススメフード&ドリンクは！！！

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2020年9月、福島県の猪苗代湖で湖の中にいた家族が船に巻き込まれ死傷するという大事故が起こりました。あれから1年経ち、なかなか船の特定が出来ていませんでしたが、先ごろやっと犯人が逮捕されました。逮捕されたのは東京中央区の会社役員で、容疑を否認しているようです。この事故では当時8歳だった男の子が亡くなり、お母さんが両足の切断という悲惨な事故となりました。幼い息子さんを亡くすという深い悲しみの中、自分の足をも失うという苦しみは、どこに怒りをぶつけ、どう気持ちを抑えるのかなど想像もつきません。この事件の取材を見ていると、息子さんへの謝罪の言葉を思う両親の胸の内ばかり明かされます。しかし、これから自分の生活さえ、普段の日常に戻ることもないわけですから、並大抵の精神力ではないと感じます。

猪苗代湖は福島県会津若松市、郡山市、猪苗代町にまたがる日本で4番目に大きい湖です。福島県の真ん中にドーンと構え、県のシンボルとも言えます。この地域の人々は、昔から海には行かず、この湖で泳いでいるとよく聞いたことがあります。現に猪苗代湖を海だと思っていた子供は多くいるようです。そもそも湖は境界未定地だったのですが、1999年に境界線が引かれ、会津若松市28%、郡山市25%、猪苗代町47％の湖面に分かれることとなりました。水質の良さでも全国有数で、飲料水や農業用水として多く利用されてきました。戦前、戦後の日本の電力の需要はほとんど水力発電で、猪苗代湖の湖水を利用した発電所群で作られる電力は、長らく関東地方の経済、産業の基盤を支えました。そんな猪苗代湖で起きた痛ましい事故ですから、時間はかかりましたが、犯人を見つけること出来て良かったと思います。

しかし、心を癒されるわけではありません。健康な体が戻ってくるわけでもありません。逃れることの出来ない悲しみ、苦しみから少しでも癒される日々が近づくことを祈っています。

本日もランチより宜しくお願い致します！0222659578🐇