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視聴者参加クイズ番組「パネルクイズ アタック25」が本日をもって最終回を迎えます。レギュラー放送での最終回で、特別番組での放送はあるのかと思います。最近は、終了してから特番で放送するという傾向も、多いような気がします。視聴者参加型というのは、古くはたくさんありました。クイズ番組には一般視聴者が出るというのが当たり前でした。しかし、徐々に芸能人が回答者になるのが普通になり、視聴者参加型はほぼ皆無になっていました。いわば絶滅危惧種と言ったところで、現在はこのアタック25と「クイズ99人の壁」だけなっていました。しかし、99人の壁のレギュラー放送も昨日終了し、ついにゼロになってしまいました。視聴者参加型はゼロになっても、クイズ番組自体は毎日のように放送しています。最近は、そもそも素人だったはずの視聴者が、クイズのプロとして参加していることも多々あります。東大王というクイズ番組で知名度を上げた伊沢拓司やジャスコ林は、東大を卒業してもクイズを中心とした芸能活動をするなど、時代は変わったんだなと実感します。少し前にもクイズ界の有名人はいましたが、クイズのプロなる立場ではなかったように感じます。

その点、アタック25は完全なる素人の参加番組でした。もちろん予選はありますから、セミプロ的な参加者もおりますが、気軽に参加するならこの番組だったことでしょう。番組の歴史は古く、1975年4月のスタートでした。俳優の児玉清が名調子で司会を務め、その後制作局であるABCテレビの浦川泰幸アナウンサー、そして最後は俳優の谷原章介が務めていました。初代司会者の児玉清は亡くなる直前まで35年間も出演し、私自身は俳優というより司会者のイメージが先行していました。独特の雰囲気と喋りで人気を博し、漫才の博多華丸はこの人のモノマネで世に出たようなものです。アタック25がなければ、華丸大吉の現在地も変わっていたかもしれません。最後の司会者の谷原章介も6年勤め、落ち着いた喋りは安心感が満点でした。ですから、番組終了と聞いた時は大変驚きました。

アタック25はただ答えてポイントを稼ぐだけではなく、25枚のパネルをオセロのように塗り替えていって、最後に1番自分のパネルを獲得した人が優勝というルールです。パネルの押さえ方も作戦の１つですので、なかなか画期的なクイズ番組でした。昔からの番組は単純かつ、ちゃんと計算されていたので、これも長寿の秘訣だったと思います。

これで視聴者参加クイズ番組は絶滅種となってしまいましたが、動植物とは違い復活することは可能です！また時が過ぎ、時代が変わればきっと戻ってくることと思います。46年間の放送って凄いですね。終了させることにも勇気がいる気がします。日曜の午後のまったり時間に大変有意義な番組でした。ありがとうございました。

本日も宜しくお願い申し上げます！0222659578